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旅の記録(5)「ドイツ西部ワインの産地🍇アール地方⑤」

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毎週日曜日か月曜日に更新していますが、今週はちょっと早めの更新です。   さて、ドイツ人と言うと、 「余り愛想がない」「いかつい」「ちょっと怖い」というイメージを、以前私は持っていました。 が、ドイツはベルギーの隣なので何度も訪れているうち、むしろ素朴&気さくで飾らない人たち、と言う印象に変わってきています。   アール地方のレッヒ村で、小さなワイナリー&レストラン?という感じのお店があったので外側から覗いていたら、中から店主と思われるオジサンが出てきて、「今営業してないんだけど、どうぞ、良かったら入ってー😊」と。 中を案内してくださり、大洪水の時の様子も話してくれました。 「(天井近くを指さして)ここまで水が来ちゃってね! うちの家族は幸い無事で、みんな屋根に上がって屋根の上で一晩過ごしましたよ。水が引くまで降りられないもんね。夏だったから不幸中の幸い。冬だったら凍えちゃう。この地方で、200人以上亡くなったんですよ。100年前にも大洪水あってね、その前は200年前。あと100年は起こらないでくれるかな」 このお店も「週末だけ営業してますよ」ということで、後日訪れました。 家庭的な雰囲気の中、夫と私が注文したのはフラムクーヘン! 極薄に伸ばした小麦粉の生地にサワークリームを伸ばして、チーズ、玉ねぎ、トマト、マッシュルーム、ベーコンなどを乗せて焼いた、ピザに似た食べ物です。 これがサクサクして超美味しい!  長方形ですごく大きいんですが、何しろ薄いので、意外に食べきれてしまいます。 数日前に案内してくれたオジサンは私たちが食事を終えたころ店内に登場し、私たちに気付いて満面笑顔で挨拶してくれました。     ワイナリーレストランの入り口。Weingut というのはドイツ語でワイナリーのことです。肝心の中の様子は話を聞くのに夢中になり、フラムクーヘンは食べるのに夢中になり、写真を撮り忘れまして、残念!!!😣     アール地方滞在中、一日だけ雨☔が降りました。 この地方の皆さん復興に向けて頑張られているけれど、この土地に住み続けること怖くないのかなと、一気に増水した川を見ながら思いましたね。 でも考えてみたら、日本は地震を始め自然災害多いけれど、みんなそこに住み続けますよね。福島の原発事故などは例外として、 住める環境でありさえすれば。   やはり住み慣れた土地への

旅の記録(4)「ドイツ西部ワインの産地🍇アール地方④」

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で、そのアール地方の赤ワインなのですが、 美味しいです!!!🍷🤤 ただの酒好きなので「美味しい」としか言えないんですが・・・💦。 ワインの品種としては、シュペード・ブルグンダー(ピノ・ノワール)で、 しっかりした味わいがあるけど重くはないです。食前酒としても良いし、色んな料理に合う、と思います!   ドイツのレストランやカフェで、ワインをグラスで注文すると、 ワイングラスには必ず!、0.2l(200ml)と書かれたところに線が引いてあり、そこまで必ず!キッチリ!注いでくれるんです。これまで例外に出会ったことは一度もありません。   これがベルギーですと超~テキトーとなり、店によっても店員さんによっても気分によっても?違い、運が良ければ並々と😆、アンラッキーなら「おい?!💢少ねえど!」となってしまうんですね。😣 で、 それがこのアール地方では、ワインの産地だからか?、グラスの線が引かれたところより少し多めに💕注いでくれるんです😍! 2ミリくらい多めに!! どのカフェでもレストランでもそうでした! 210~20mlくらいになるのかな。結構な量ですよね! カンパーイ!   残念なのは、多くのカフェやレストランが、まだ営業できない状態だったことですが。   アール川沿いに、大洪水の時の写真をパネルにして外壁に展示しているカフェを見つけました。入ってみようとしたら週末だけの営業で、その日は木曜日で閉店していました。 が、写真は見ることが出来ました。     手前にあるのは、災害にあったクルマの残骸。グシャグシャ。💦 屋根の下に、Flut-Foto-Ausstellung(洪水写真展)と書かれたすぐ下に引かれた波線~~~、ここまで水が来た、ということのようです! 9,24m、と赤い字で書かれてありました。 通常の川の水面位置から9,24m、ということでしょう。想像がつきませんね!   最後の写真パネルでもわかるように、幸いブドウ畑は斜面にあるため、大部分助かったんですね。 そして、多くのボランティアやドイツ国内及び世界中(日本も)のワイン業界などからの支援を得て、去年の秋もしっかり収穫が出来たのだそうです!🍇 そのワインの味わいは、きっと更に深く、格別ではないかと思うのでした。   つづく          

旅の記録(3)「ドイツ西部ワインの産地🍇アール地方③」

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大洪水があったのは、去年2021年の7月14日。ベルギーとオランダのドイツ国境の近くでも、大きな被害がありました。 その4日後のネットニュースがこちらです。   https://kagonma-info.com/c0014/western-europe-flood-angela-merkel/     記事の一番初めの写真が、アルテンアール村の洪水直後のものです。 この写真では石の橋そのものは残っていますが、   今回訪れたアルテンナール村と周辺の村では同じようなガッシリした石造りの橋の一部、あるいは全部が破壊され流されたままになっているところが沢山ありました。川岸に立っていた家ごと流され、土台だけが残っているところもありました。水の力はすごい・・・。         アルテンアールの隣村マイショスはもっともっと悲惨な状況で、ゴーストタウン状態。   写真を撮る気も起きないほど、悲しいものがありました。 😔     更にアール川沿いに東に位置するデルナウ村も、ひっそりとほとんど人の気配を感じない中、 こんな派手な家を見つけましたよ!😃   ここも外壁だけが残っている家ですが、びっしりと楽しい落書きが! ど真ん中に書いてあるのは、AUFGEBEN IST KEINE OPTION.(諦めるという選択肢はない)   更に周辺を歩いてみたら、・・・あっ、ブドウ狩りの現場発見!!!   かなりの急 勾配ですが!!!😨 安全ベルトとかつけているのか??? 確認できませんでした。💦💦💦       このあたりで、週末だけ営業を始めたらしいカフェやレストランを見つけたので、滞在最後の日金曜日にまた訪れてみたところ、       あ、ちょうど開店したところ! 「どうぞどうぞ」と笑顔のマダムに迎え入れられ、中に入ると、 あら、素敵!💕     後から後からお客さんがやって来て、気が付いたらほぼ満席になってました!   ・・・そうかー、こんなふうに少しずつ確実に、復興しているんだな!✨     つづく                      

旅の記録(2)「ドイツ西部ワインの産地🍇アール地方②」

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  9/12(月)、旅行初日。 アール地方・アルテンアール村の、予約したホテルに到着しました。ホテルというか民宿というか。   良い感じですよね!   で、チェックインして荷物を置いて、まず周辺を散歩しました。       典型的なドイツ建築。       飲み水?噴水? ああ、なごむな~。    ・・・しかし、アール川の近くに来たら、様相が変わってきました。           ガイドブックに写真が載っている名物ホテルは、外壁のみ残っており、                  その隣のホテルは外側も無残な状態。         向かいのホテルも外壁のみ残っていて、その前で飲み物と軽食の屋台営業。          川に面したアルテンアール駅も外壁のみ。線路も途切れ電車も不通のまま。                 駅に続くトンネルも橋も修復中でした。       Cafe Lana、だった。     カフェもレストランもワインのお店も、↑このように残念な状態のところが沢山。 「なんだー、三年ぶりの旅行なのにな~」「洪水の前に来てたらな~」と思ってしまった、まっちーこでした。 つづく                 

旅の記録(1)「ドイツ西部ワインの産地🍇アール地方①」

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今回から、新シリーズ「旅の記録」のスタートです! このブログを始めたのは、一昨年の11月、 コロナ第二波真っ盛りの頃で した。 その直前の「遠距離介護フィナーレ」日本帰国🗾を最後に、その後ずっと旅行に行っていませんでした。 そのコロナも今は割と治まっているため、9月12日から16日まで遅い夏休みで、ドイツ西部にあるワインの産地アール地方に5日間行ってきました!   なぜそこに行くことにしたかというと、 夫の知り合いがキャンプで行って来て「とても良かった!」と勧められたこと、ドイツは白ワインが有名ですがそこは主に赤ワインの産地であること(夫と私は赤ワイン党🍷)、そしてベルギー・ドイツの国境から遠くないためクルマで2時間半~3時間ほどで行けること、 が理由でした。 アール地方は、去年の7月にドイツ・ベルギー・オランダのそれぞれ一部で起きた大洪水の被害が最も大きかったところで、 でも調べたところ、もう観光客が沢山訪れているようなので、だいぶ復興したのだろうと思い、 丘の斜面に延々と続くブドウ畑🍇、周囲の山々⛰、合間の谷を流れるアール川、 風光明媚なところのハイキングと美味しい赤ワインを楽しみに行ってきたのですが、   大洪水の痛々しい痕跡がまだそこら中に残っていて、 「・・・・・」言葉を失ってしまいました。😧   幸いブドウ畑に関しては、丘や山の斜面に作られているため、大洪水の被害は最小限で済んだそうです。   つづく     丘の斜面にブドウ畑   岩山にもブドウ畑     こんな岩山急斜面にも!  ブドウ狩り、怖いよねっ!?😵      

ドタバタ遠距離介護(22)「確固たる決意!」

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私はもともと非常に神経質で、団体になじめず引っ込み思案。そのくせ確固たる自分を持ち、何か主張があると突然前に出てくる!、という子供でした。 幼稚園にも行きたがらず、よく先生が迎えに来てくれたものです。先生は母に「難しいお子さんですね」とおっしゃっていたとか。   小学校もそんな調子で、3年生の時に登校拒否もやりました。 学校に行かなくていい犬や猫がうらやましかった。毎朝お腹が痛くなり、団地のベランダの手すりから飛び降りたら行かなくて済むかな、と、手すりに片足かけたりしていました。(2階だったので死にはしないだろう、怪我すればいいかな、くらいに考えていたように記憶しています)   が、転機が訪れました! その頃「長靴下のピッピ」という本を読んで、「世界一強い女の子 」に心を奪われたまっちーこ!  「私は、こういう子になる!」という、 確固たる 決意が!✨ 髪型をピッピみたいにして、思い切って立候補して学級委員になったり、クラス行事に寸劇を作って演じてみんなを笑わせたり、男の子ばかりの空手クラブに入り一番元気な声を出して指導者に褒められたり、みるみる活発な子供になっていったのです。   そんな大変身が出来たのも、両親が私をいつも尊重し信頼してくれたから。(感謝!) 確固たるものを持つ強さと、感受性が強すぎ自滅しそうになる弱さ、その両方が極端な形で備わっていた「難しいお子さん」の私を、甘やかすこともなく型にはめることなく、伸び伸び育ててくれたんですね。(大感謝!)   私の極端な強さと弱さが同居している性質は父譲りで、その父はインテリで探求心が強くユーモアがあり、私は主に父の影響を受けてきました。 母は、いてくれて当たり前、空気のような存在でした。 父と私は、虚弱体質、過敏アレルギー体質、風邪などもひきやすく、母は具合悪くなったことあったろうか?というほど元気! 鼻声だな、と思ったら翌日は治っている、落ち込んでる?と思ったらすぐケロッとしている。いつもそんな感じでした。 ただ生まれつき超健康な人なんだ、と、長いこと思っていたんですね。   10年ほど前でしょうか、アルボムッレ・スマナサーラというスリランカの偉いお坊さんが書いた 「まさか老病死に勝つ方法があったとは -ブッダが解く心と健康の因果法則ー」という本を読んだら、 ・・・確か、魂レベルの高い人、だったかな、の特徴を

ドタバタ遠距離介護(21)「カメでございます!」

セプテンバー9月、になりましたね!   9月と言えば思い出すのが、2020年の「ドタバタ遠距離介護フィナーレ」!  あれから2年かー。   うちの原始人母は、グループホームで相変わらず、忘れまくってノーテンキ。 電話をすると、最近は、 「もしもし、カメよ」 という受け答え!(笑) 「 あ!はいっ、カメでございます!」 「あははは」😄 「あははは」🐢   マジ雑草・ピーパパに負けず劣らず、87歳の今日に至るまで病気らしい病気をしたことがない、このお方。軽い風邪すら滅多にひきません! 先日「コロナ感染した」という知らせをグループホームから受けましたが、数日間鼻声だっただけ。💪 入院を段取り中ということだったので、入院して隔離されたら「何故なのか」を本人すぐに忘れるからそれが少し心配でしたが、結局病院に空きがなく入院せずに済みました。 コロナに関しては過去の信頼と実績?から、「どうせ大丈夫」という、微動だにしない確信がありました。   母の「やったら元気」の秘密は、やはりその原始人気質から来ているようです。 野生動物にも近いような。 でも人間ですから、怒ったり喜んだり悲しんだり落ち込んだり、もちろんするんですが、 考えない、気にしない、ひきずらない。 心身の健康には、最適な心の持ち方、ですよね?  そこへアルツハイマーですから。片っ端から忘れる。鬼に金棒! 意識は常に「今ここ」にある!✨   「認知症が進行し、衰えが進んでいる」 ということなんですが、 「余計なものが削ぎ落ち、どんどん良くなっている」 というふうに、 わたくし、カメの目からは、見えるんですよね。😊