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音楽と私(5)「小学校【世界の音楽】鑑賞教室で①」

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四半世紀以上前、キューバ音楽をやっていたころに使っていた、ボロボロのノートが出てきました! 小学校でやった音楽鑑賞教室用に作った台本も書いてありまして、読み返したらなかなか面白いので、一部ご紹介させていただきますね。   その時のバンド演奏はお届けできないので、同じ曲をYouTubeから。   https://www.youtube.com/watch?v=Qp6khgW2tn8  El Manicero(南京豆売り)   - はい、今聞いてもらっているのは、南京豆売り、と言う歌です。南京豆って、知ってますか? ピーナッツのことですよ。「ピーナッツはいかが~?おいしいピーナッツだよ~」と、町中を売り歩くピーナッツ屋さんの歌なんです。 ピーナッツのことをキューバでは「マニ」と言います。ですから、「マニー」と言って売り歩くわけです。 さあ、日本にもこれとよく似たものがありますよ。何でしょう。良く聞いてくださいね。 キューバのピーナツ屋さんは「マニー」「マニセロセバー(行っちゃうよー)」「マニマニー」 日本にある似ているものは「やきいもー」「いしやきいもー」 「やきたてー」 どうですか?そっくりでしょう! 日本にやってくるキューバ人も、日本の焼き芋屋さんがキューバのマニセロ(ピーナッツ屋さん)にそっくりなので、ビックリするそうですよ!   さて。 そんなピーナッツ屋さんがいるキューバという国は、いったいどこにあるのでしょう。 この世界地図を見て下さい。ここが北アメリカ、ここが南アメリカ、その間にカリブ海と言う海があって、そこに浮かぶ、他より少し大きい島がキューバです。 日本はここです。遠いですね! キューバは赤道に近いので、とても暑い国です。一年中夏です。 青い空、明るい陽射し、青い海、とってもきれいです。良いですねえ。  一体どんな人たちが住んでいるんでしょう。肌の色の黒い人、黒人が沢山います。肌の色の白い人、白人も沢山います。黒と白の中間の肌の色の人たちもたくさんいます。 白人が威張って黒人を差別する、ということは、今のキューバにはほとんどありません。みんな平等に暮らしています。お金と言う意味では貧しい国ですが、みんな明るく、大らかで、人生をとっても楽しんでいます。 スポーツも盛んで、野球、バレーボール、柔道も強いんですよ! 音楽も、「音楽大国」と言われるほどです。マ

音楽と私(4)「理想の世界」

スペイン。 好きな国の一つでして、ベルギーに来てからは何度も行ってます。バルセロナには2回行きました。 有名な「ランブラス通り」には、すっかり魅了されました! 基本的には人混みが好きでない私なのですが、 初めて訪れたとき、場の持つエネルギーに圧倒されました! 旅行者、通勤者、近所の人、大道芸人、お金持ち、貧しい人、物乞い、 …ありとあらゆる人たちでごった返し、人波が一日中、深夜も明け方も流れていて、 怪しい路上販売やスリ、軽犯罪者と警察が追っかけっこしたり、もう何でもあり、で、 人種も様々、老いも若きも、   超奇抜な格好の人も、両足ない人が車いす乗ってても、 どんな人も、溶け込んでいる。 大名行列でも来れば、みんなビックリして見るかもしれないけど。(笑) ここで「私って変」「私って場違い」と思う人は、きっと一人もいない。  そういう場所。うねるようなエネルギーが満ちて、常に流れている。   スペイン音楽とアフリカ音楽の混合が、キューバ音楽で、 そのキューバ音楽は、ランブラス通りのような何でもありのうねるエネルギーが、アフリカンリズムに乗っている、そんな感じです。 初めて聞いたときに、これだ!と思いました。私の理想。 誰をも受け入れる。 何でもあり。 広く、深く、暖かく、軽やかな世界。     以下、10日ほど前にYouTubeアップした2曲です。宜しければ。🎵 https://youtu.be/pzInhCPUzaA  Calla(心よ静まれ) https://youtu.be/qqL2X5RNEaA   Noche Cubana(キューバの夜)🌴    

ベルギーのイケてる話(21)「二転三転💦近距離介護・ピーパパ新生活②」

つい最近まで寒いくらいだった、こちらベルギーですが、いきなり暑くなりました。 今日はなんと、28度! 💦   そして我らがピーパパは、暑いのが大の苦手です!   一軒家に住んでいた時は、夏は地下室にこもったりしていたようですが、老人ホームではそうもいきません。 しかもピーパパの部屋は南向き、日当たり良すぎ。 元々寒い国であるこちらはエアコンもまだあまり普及しておらず、病院でも限られたところにしか設置されていません。個人宅も老人ホームもないところが多く、ピーパパのお部屋にもエアコンありません。 でもってピーパパは、どんなに暑くても必ず肌着と長袖シャツを着るんですよね。もちろん長ズボン。せめて半袖シャツにしたらいいんではないかと思うんですが・・・。   で、先ほど夫がピーパパに電話したところ、「暑くて夕食は食べられなかった」と。 お昼は食べたの?と聞いたら、   肉団子がたっぷり入ったトマトスープをおかわりし、 チコリの蒸し煮と肉料理、 更に俵型コロッケを9個!!!食べたとのこと!!! 😆   でもって、きっとコーラたくさん飲んで、デンマークのバタークッキーも食べたことでしょうから、 夕食食べないくらいでちょうど良かったんじゃないか?と。 😅   ま、このまま猛暑が続かないことを祈りつつ。🙏    

ベルギーのイケてる話(20)「二転三転💦近距離介護・ピーパパ新生活①」

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更新が一日遅れましたー。😅   さて、老院ホームに入居してそろそろ4か月がたつピーパパに、久々に登場してもらいましょう! なにしろ個人を尊重するベルギーですから、孤独を愛するピーパパの「行事参加しません」「食事のテーブルはお一人様用で」といったことも難なくOKを頂き、 一人暮らしのようにはお好きなようにできないまでも、 ピーパパだんだん馴染んでいき、 たまにおしゃべりする仲間もできて、 「いや、悪くないよ、ここ」と言い出すようになりました。👍   問題は食事で、長年自炊のみ!してきただけに、やはりお気に召さないことも多々あるらしく、 夫や義理兄に、スーパーで買ってきてほしい食べ物リストが、定期的に。 以下は、先週のリストです。   ・ コーラ500ml 18本 ・ デンマークのバタークッキー 大一缶 ・ 海賊印のポテトチップ250g 塩味とピクルス味 各一袋 ・ パンダ印のおやつソーセージ 2缶   砂糖、脂肪、塩分の祭典・・・。💦   これで大病することもなく、90歳越せる人もいるんですよ!  老人ホームに入った当初ピーパパは、「まああと2~3か月の命だから・・・」なんて、どこも悪くないくせに訳の分からないことを言ってましたが、 いやはや、我が義理父ながら、大したonkruid(たくましい雑草)、 「オオカミ爺さん」ですわ!!! 😂   ピーパパご注文のお品物                      

音楽と私(3)「Deseo(願い)」「海と夕暮れ」

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今日から新緑の5月ですね!🍃 さて「たどり着いた『今』を」に続いて、 先週また2曲、YouTubeアップアップ💦しました。😄   https://youtu.be/2MYjIcHzITA   「Deseo(願い)」スペイン語のオリジナル曲 https://youtu.be/bVYB6Rv-zmw   「海と夕暮れ」日本語のオリジナル曲   Machiko's world  で検索しても出てきます。   よろしければ聴いてみて下さい。🙏 もし気に入っていただけたら、😀 チャンネル登録、いいねボタン、コメント、拡散で応援いただけたら、 大変うれしいです。 😆♬            

音楽と私(2)「再開」

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「私の歌はダメだ!」 と打ちのめされたことが過去2回あります。 一回目は、日本で障碍者自立支援に関わっていた時に、重度の身体障碍者の人たちとカラオケに行ったときです。彼らの歌に打ちのめされました。   脳性麻痺の人たちでしたが、彼ら、障害から来る緊張で、それこそ身体を振り絞って歌うんです。彼らにしてみたら、ものすごくハードで疲れることだと思う。それでも歌うんです。   歌うって、うったう(訴う)から来ているらしいんですね。天に訴う、人に訴う。 彼らの「訴え」は、かっこよく見せようとか、うまく聞かせようとか、そんな余計なものが微塵もなく、生きている喜びというのでしょうか、ストレートにハートに来ました。💘 私はもともと器用にあれもこれも出来てしまうタイプで、で、何一つモノにならないという。💦   歌もそうです。   器用に歌うから、みんな「うまいねー!」って喜んでくれるから、ちやほやされれば嬉しいから、小手先テクニックを駆使して歌ってきました。 惚れこんだキューバ音楽では、器用だけじゃなくてハートも込めて歌っていましたが、うまく聞かせよう、かっこよく見せよう、私を認めて、っていうエゴ含有率は高かったですね。 打ちのめされた経験二回目はキューバでした。     キューバで当時90歳(!)の男性スターがステージで軽く踊りながら軽く歌うのを見たとき、そのあまりのカッコよさ!に腰が抜けました!  余計な力、余計なものが抜けきっていて、枯淡の境地とはこのことでしょうか、これほど魅了されたのは初めてでした。 当時まだ30代前半だった私は、エゴと余計な力のカタマリ。こりゃ遠すぎる・・・ ガックリ来ました。😔     ベルギーに来てから、音楽続けるにしてもこれではだめだと思い、まずそれまで歌うときに駆使していた「小手先のテクニック」を全部やめてみました。 ・・・あまりの下手さ、スカスカの中身のなさに、愕然として、大泣きしました。 それからまた気を取り直して、何度もやり直して、 少しずつ「普通に歌える」「余計な力を抜いて気持ちよく歌える」ようになったんですが、周りにはキューバ音楽愛好者が集まって演奏できる場所もなく、キューバ音楽仲間も見つからず。   他の色んな場でも試しましたが、ベルギー人たちから見たら「日本人がキューバ音楽?!」というのはただ単に超~チグハグ。「素敵だ」と言って

音楽と私(1)「たどり着いた『今』を」

新カテゴリー、「音楽と私」です。🎵   前々回の記事でお話しした、 https://yorochumacchi-ko.blogspot.com/2022/04/14.html 2週間前に天国に旅立った親しい友人は、キューバ音楽を通じて知り合った人でした。    「昔、キューバ音楽をやっていました」という話を、以前いたしましたが、 https://yorochumacchi-ko.blogspot.com/2021/03/blog-post_22.html  レイキと私(4)「キューバ音楽と気功治療」   その後、 こちらでキューバ音楽活動が出来るかどうか、アントワープで仲間を探しましたが何と1人も見つからず、自分1人で弾き語りをするにもキューバ音楽好きが集まるような場所もなく、ショボーンと休止状態になっていきました。 残念なことにそれは今も同じ状態なのです。が、決して諦めたわけではなく、弾き語りを老後の楽しみに残しています! キューバ音楽の大御所はみな高齢者、歳を取らないと味が出ない音楽、と言われているのです!😉)  「日本人がキューバ音楽?!」と言う、こちらに人たちにしてみたらあまりのチグハグさもブッ💨飛ばすほどの、キューバ音楽好きでなくともイチコロ魅了💓するほどの、いぶし銀の深~い味わいを、スルメのようなイカスまっちーこ婆が歌い奏でるのであります!😍🎸🎶 (青字は、レイキと私(7)「セルフメード・セルフヒーリング」より抜粋)   というわけで、 ここ数年はギターも弾かず歌うこともなかったのですが、友人の死をきっかけに当時のキューバ音楽仲間との交流が復活したことから、ふとまたギターを手に取ったりしていました。   この仲間たち、レイキ仲間たち、他の友人たち。私の自慢、私の宝です。 このブログにわざわざ来てくださる方々も。💕 みんな、この先行き不透明な時代を、色んな事を抱えながら真摯に生きている。   友人たちと最近また深い心のやり取りがあり、それが根底にあったのか、昨日イースター復活祭の日、突然歌詞が付いた曲が浮かんできました。 今朝その歌が完成、ギター伴奏を付けて、早速スマホで録画→YouTubeアップしてしまいました! ~たどり着いた「今」を~ というタイトルです。 出来立てで粗削りですが、よろしければ聴いてみて下さいね。   https:/