ベルギーのイケてる話(15)「二転三転💦近距離介護⑤」
「二転三転💦近距離介護④」のつづきです。
要介護レベルの高い人を優先に。
そりゃ分かります。分かりますとも!
が、ぬか喜びを味わわされたピーパパの落胆は大きく、すでに風前の灯火だった片付けへの意欲は、すっかり消え失せてしまったかのようでした。😔
さて、病院最前線勤務というコロナ感染リスクの高い私は、第4派が勢いを増した10月中旬ごろからピーパパに会わないようにしていました。
毎年クリスマスはピーパパを呼んで家で祝うのですが、去年は私のコロナ感染で1月末に延期。今回はどうしようか夫と考えた末、私は食事の時以外マスクして常にソーシャルディスタンスを保つことにして、ピーパパに来てもらうことにしました。
夫「クリスマス、うちに来てよ」
ピーパパ「・・・はあ~い(何もやる気なし)」
と、そこへ、ソーシャルワーカーから一本の電話が!
「空きが出ました!」
夫、猜疑心丸出しで、「それっ!!! ホントーにホントーですかっ?????」
ソーシャルワーカー「はいっ! ホーム側の確認も再三取りまして、本当に本当に本当です!!!」
部屋を見に行ったピーパパと夫。オーマイガー、大きい! 申し分なしっ!! 🎊✨🎉
気分ハレバレ、クリスマスが迎えられるじゃありませんか!!! ハーレールーヤー!!!🎵
さて、うちのクリスマス・メニューはピーパパの要望により毎年決まっておりまして、
ローストビーフ、俵型コロッケ、グリンピースと人参の蒸し煮、です。😋
10月に脳神経炎を起こしてから顔の右半分が少し麻痺してしまい、硬いものが食べられなくなっというピーパパ。 「ローストビーフ」ではなく「ミートボール」か「挽肉の薄切り肉巻き」が良い、とのこと。
ところがその後、「老人ホームに入ったら食べられなくなるだろうから、牛ヒレのステーキが良い」と言い出し、
熟考の末、ピーパパは「牛ヒレステーキ」、夫と私は「ミートボール」にすることに。
その後、「挽肉の薄切り肉巻き」って知らない、と私が言ったことから、まっちーこに食べさせようとピーパパがそれを買ってきてくれることになり、
最終的に、3人とも違う肉を焼くことになりました。(二転三転💦クリスマス)
いよいよ🎄当日。
グリンピースと人参の蒸し煮は私の担当で、ピーパパが例外中の例外的に食べてくれる「他人の料理」です。今回は野菜が十分に柔らかく、と言ってべちょべちょ煮崩れしないように気を付けて作りました。
肉を焼くのはピーパパの役目。俵型コロッケを揚げるのは夫の役目です。
牛ヒレステーキは1センチくらいの厚さ、ピーパパはしっっかり火を通すので、
硬そう・・・。ローストビーフより、よほど硬そう・・・。
一度だけ顔をしかめて入れ歯を入れ直したピーパパでしたが、硬いヒレ肉を、見事に完食!
見よ、これぞベルギー魂「フスティング」! やりたいことはやるだけだ! 食べたいものは食べるんだ!!「不可能」をブッ飛ばし、軽やかに奇跡を起こしたピーパパに、
イエス・キリストがオーバーラップさえした、♰
感動クリスマスでした!😂
つづく
まっちーこのお皿「挽肉の薄切り肉巻き」
つまり「肉の肉巻き」!😀
コメント
二転三転クリスマス♪( ´▽`)
食べたい物は食べる
やりたい事はやる
愛すべき ベルギー人
ピーパパ ファミリー一同
素敵な家族☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
素敵なクリスマスになったね
♪( ´θ`)ノ
感動(?)クリスマスが過ぎ、このシリーズもいよいよ大詰めとなってまいりました。
四転五転、まだまだ続きますよお~!!
引き続きお付き合いのほど、よろしくお願い致します。<(_ _)>