太極拳と私(4)「身体の癖をやめてみたら・・・!」

 アレクサンダーテクニークの創始者アレクサンダーさんは、イギリスの舞台俳優でした。

 

舞台で声が出なくなる!という俳優としては致命的なことが続くようになり、医者も原因が分からない。ならば自分で解決しようと思った彼は鏡で自己観察を繰り返し、遂に自身の動作の癖を発見! それを「やめる」ことで大改善を見たのが、このテクニーク誕生のいきさつと言うことです。

イギリスでは俳優や音楽家を始め、身体を壊しやすい介護職の人などが多く習っており、世界中に広まっている心身技法です。


さて、2011年に私もそのテクニークを学ぶ運びとなり、何かにつけて「肩前出し」をしているという癖を発見したと共に、

身体がいつも、前のめりになっていたことも分かってきました。

 

その背後にある心理としては(自己分析ですが)、常に若干「戦闘?体勢」、自分自身に対して、外界に対して、リラックスしていない。

意識は「今ここ」になく、未来(不安)や過去(後悔・自己批判)をひっきりなしに行き来する思考に囚われ、

早く「今ここ」から逃れたい、早く理想の状況を迎えたい、理想の自分になり、理想の環境の中で生きたいという意識下の焦燥感が、見えてきました。

 

身体の使い方のクセから、心の深くにある「恐れ」や「弱さ」が浮かび上がってくる。それを直視するのは、なかなかどうして「痛み」を伴うものでした。

 

とにかく藁をもつかむ思いで「乗り掛かった舟」でしたので、そのまま続けました。

 

日常の動作になるべく注意を払い、「肩前出し」と「前のめり」を意識的にやめるようにしたところ、

自分の姿勢や身体の動き方が、

あれ? 以前やっていたあるものとよく似ている!! ことに気が付きました。

 

それは、 

はい。

そうです。

 

・・・・太極拳でした!!!☯


 

 

 

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