ベルギーのまとまらない話(13)「集団心理?」
そうこうしている間、コロナ老人病棟から通常の老人病棟に戻っていた勤務先では、数日前から再びコロナ患者さん2名が入院中です。
サッカー欧州選手権大盛況の中、コロナ感染もまたもや大盛況になる?兆し。
サッカー見物のために出国した人たちが再入国するにあたってコロナ検査を実施した国は感染者を割り出すことが出来ていますが、我が「まとまらない国」ベルギーは政府の見解一致に至らず、検査体制がないままサッカーファン達は帰国しているという話も。😣
そんな中、今日は本当なら同僚たちとガーデンパーティーの予定でした。
「屋内で集まって良いのは8人まで」というコロナ規則があり、参加者は13人前後になる見込みだったため、同僚Bさん宅のお庭でやろうということに。
雨でないことが条件、と聞いていました。
昨日の時点で、天気予報は午後から80%の確率で雨☂、所に寄り雷雨⚡!!!
これは中止になると思っていたところ、職場のWhatsAppグループメッセージが飛び交って、
「確率80%は100%じゃない」「Bさんちの上空だけは雨雲がよける」「雨が怖くてパーティーができるか」云々と言った内容で、異様な盛り上がりを見せている。
「でも降ったらどうすんの」と、冷めた質問をしたところ、
Bさん「13人くらいは、うちのリビングに入れるよ。換気すればOKでしょう」
Mさん「8人以上はダメなんだよね。でも、ま、なんとかなるか」
Gさん「じゃ私は雨でも外にいるよ。 どうせタバコ吸うし😁」 I看護師長「👍👍👍」
Sさん「Singing In The Rain🎶(動画)」
と、再び異様な盛り上がり。
「おい?!マジか、みんな??!!」と突っ込みたくなる、ヤバい雰囲気さえ醸し出していました。
コロナの怖さを誰よりも知っている看護職員、二度のクラスターに見舞われた病棟の仲間。みんな規則を重んじる真面目な人たちなので、か・な・り呆気にとられた私まっちーこ。😲
昨今の規制緩和で、やっと楽しいことができるとこの日を楽しみにしてきた同僚たち。
そりゃ気持ちは重々わかる、私だって残念だ、でもただ延期にすりゃいいじゃんか?!
普段患者さんやお見舞客にコロナ規則を厳しくチェックしている私たちが、自ら規則を犯しますか?!
Singing In The Rain🎶に冷や水浴びせる?ように打ったメッセージは、
「 雨(雷雨)の可能性高い上、屋内参加はしたくないんで、申し訳ないけど私は明日の参加見合わせます」。
その後、WhatsAppグループメッセージはパタッと途絶え、
今日パーティーの日を迎えても、メッセージは私のあとシーンと静まり返ったまま。
天気予報はといえば、午後から雨(雷雨)80%が90%に。
おそらくみんなは、それでも成り行きに任せてパーティー強行に踏み切っているのでしょう。で、雨なら屋内でやっちゃうのでしょう。
そこからは私の範疇ではないので、自己責任でどうぞ、としか言えませんが、
集団心理の怖さ?というんでしょうか、そういうものを、ちょっと垣間見た思いでした。
しかし、「パーティーやっちゃえ!」みたいなことだけは、やたらまとまるんだな、ここの人たちは。
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