レイキと私(8)「父の旅立ち」
「レイキと私」シリーズ、
思ったよりも横道にそれまくり、なかなか本題に入らないまま8回目を迎えてしまいました。タイトルも長すぎるので、「アラフィフ起業大成功!」カテゴリーから外し単独カテゴリーに変更しました。ご了承の程。m(__)m
さて、不法滞在期間中、
一度具合が良くなった父は心筋梗塞を起こし、その後膵臓ガンが発見され肝臓と肺に転移しており既に手遅れ!!😧
再び私は日本とベルギーを行き来することになりました。
気功治療のF先生と、ヒーラーとして活動し始めていた障碍者自立支援で仲間だったYさん、
このお二人が「押し掛け治療」と称してお礼も受け取らず、入れ代わり立ち代わり父の元に来てくださいました。
(私自身も、F先生から教えて頂いた気功治療を父に施術したと思うのですが、何故か記憶にありません。💦)
そのお蔭も充分あってのことでしょう。父はガンによる痛みが何と!一度もないまま、あと3か月と主治医に言われたところ9か月生き、その大半を病院ではなく自宅で、やりたいことをやり会いたい人に会って、旅立って行きました。
病院で父を看取った母。叔父・叔母、そして「押し掛け治療」で私の両親とも大変親しくなっていたYさんが駆けつけてくれました。亡くなった直後の父は、目を見張るほど満面ニコニコ笑顔だったということを、後で彼らから聞きました。
私は死に目には会えず、知らせを受けて2日後に帰国・到着。父の満面ニコニコ笑顔は、穏やかな仏像スマイルになっていました。
父の希望通りの宗教無し・お花を飾るだけのお葬式。父が俳優養成所講師をしていた時の生徒さんたちが、素晴らしい段取りで司会・進行をしてくださるという願ってもない成り行きに!
めっぽう真面目で不器用、ダンディーで三枚目、頑として自分を貫く強さの内に秘めた痛々しいほどの繊細さと愛情深さ。多くの方がそんな父の逝去を惜しみ、お別れに来てくださいました。
死亡後の諸手続きを終え、
一人っ子の私は母を残してベルギーに戻ることに、大~~きなためらいが。💦その一方で、ストレスが増える一方だった夫(当時は結婚直前でしたが)も心配。
夫はこの際仕事を変えようか、思い切って日本でベルギー風フライドポテト屋をやる? と言うことも考え始めていたり。
親戚やご近所と親しく交流し友達も多かった母は、地域活動やアルバイト、趣味のコーラスや気功と、大変活動的でした。「私は大丈夫だからね!」と思い切り背中を押してくれたものの、そして夫と二人で日本に住むことになる可能性もあったものの、
後ろ髪を引かれる思いで、日本を後にしました。
コメント
実は、私もベルギー在住なのですが、母がお父様と同じく末期膵臓ガンで、余命もあと少しと告知され、コロナ禍の緊急事態のなか、きゅうきょ帰国している次第です。ただ、弱ってはきているものの、それほど痛みがないのが幸いです。
お父様、気功治療のおかげで、痛みを感じられなかったということなのですが、どういった風の気功なのでしょうか?お忙しいところ恐縮ですが、藁をもつかむ思いなので、ご無理でなければ、参考までに少しでも教えて下さればありがたいです。よろしくお願いいたします。
ベルギー在住の方ですか! コロナ緊急事態の中、帰国されているのですね。私の父が亡くなったのはもう20年近く前になりますが、ブログに書いている最中いろいろ思い出して目頭が熱くなりました。naomihamiltonさんのお気持ち、痛いほどお察しします。
さて、
「気功治療のお蔭で痛みがなかった」ということではなく(いえ、結果的にはそうだったのかもしれませんが)、「様々な要因から父にとって最善のことが起きてくれた」ということで、F先生の気功治療とYさんのヒーリングはきっとそのうちの大きなパーセンテージを占めていたに違いない、と私は思っているのです。
また、「最善のこと」は人に寄っても違ってきますね。末期がんの場合に関していえば、身体に痛みがあったほうがそちらに意識が行くので死の恐怖と対峙しなくて済む、ということもあるようです。
病気や痛みに着目し、それを取り除こうとするのが西洋医学。
人(患者さん)に着目し、その人本来の力(自然治癒力など)を最大限に発揮させようとするのが東洋医学。
気功治療もレイキヒーリングも東洋医学の範疇、不治の病の方も本来の力を発揮していただき、その方にとっての最善が起こることは多いと思います。治療家、ヒーラーの資質がものをいう訳ですが。
もしよろしければ、「まっちーこへメッセージ」というところからメッセージいただけたら。長くなるようなお話しもしやすいかもしれません。
いずれにしましても、naomihamiltonさんとお母さまの「最善」を、心から祈っています!