レイキと私（７）「セルフメイド・セルフヒーリング」

ベルギー⇔日本を行ったり来たりの一年が過ぎ、

幸いなことに父も私もベルギーの彼も健康状態が少し落ち着き、今後の展望が見え始めたので、私はベルギーに腰を据えることにしました。

 

それは良いのですが、・・・

国の歴史から始まって何でもかんでも複雑怪奇なベルギーは、移民手続きや結婚制度等についても例外ではなく、ただこれを話し始めると新シリーズ作って延々と～、になるので止めておきますが、

 

長い話を短くすると、他の事情も絡んで私たちは結婚するまで随分と月日がかかり、行政から待たされた期間とはいえ私は滞在許可のない事実上「不法滞在者」になってしまい、慣れない異国暮らしのストレスに拍車がかかりました。

話がちょっと変わり、日本でキューバ音楽をやっていた時のことですが、

 

友人にＹさん（日本人）とＬ君（キューバ人）という国際結婚カップルがいました。彼らは東京に住んでおり、Ｌ君の日本語上達、日本に馴染む努力、ミュージシャンとして仕事をゲットしていく行動力は素晴らしく、周囲を驚嘆させていました！

 

その一方で、それを常に陰で支えたＹさんの功績は周りからは目立つものではなかったのですが、いかに大変ですごいものか、私は友達だったので本人からも話を聞いて良く知っていたんです。

これは、もちろん夫と私にも当てはまることでして、海外生活に慣れるのは容易なことではありませんが、受け入れてサポートするほうも負けず劣らず大変なんですね。

 

そんな中、夫は鬱になりかけていましたから、今思えば本当に良く支えてくれたと感謝しかありません。💕　

が、当時はＹさんとＬ君の事も忘れ、ストレスから自分の大変さしか見えなくなって夫に八つ当たり😠💢したことも、一度や二度ではありませんでした。💦

 

その頃、 

こちらでキューバ音楽活動が出来るかどうか、アントワープで仲間を探しましたが何と１人も見つからず、自分１人で弾き語りをするにもキューバ音楽好きが集まるような場所もなく、ショボーンと休止状態になっていきました。

 

 （残念なことにそれは今も同じ状態なのです。が、決して諦めたわけではなく、弾き語りを老後の楽しみに残しています！　キューバ音楽の大御所はみな高齢者、歳を取らないと味が出ない音楽、と言われているのです！😉）

 

（「日本人がキューバ音楽？！」と言う、こちらに人たちにしてみたらあまりのチグハグさもブッ💨飛ばすほどの、キューバ音楽好きでなくともイチコロ魅了💓するほどの、いぶし銀の深～い味わいを、スルメのようなイカスまっちーこ婆が歌い奏でるのであります！😍🎸🎶）

 

そして当時は太極拳もショボーン。股関節の問題から套路（型）のいくつかが出来なくなり、やらなくなっていきました。

 （これは今はまったく状況が変わっていますが、そのことについては後に続く「太極拳と私」シリーズで！）

 

介護職もできそうか怪しい、とあっては仕事の当てもなく、とにかくこちらの言葉オランダ語習得にモーレツ専念し、新たな展開を迎える日に備えていました。

 

さて、半年以上続いた事実上の不法滞在期間、私は健康保険もなく、

病気になるわけにいかないので、気功の先生から教わった治療の基本を自分なりにアレンジし、セルフヒーリングを始めました。これはお金もかかりませんしね。👍

 

２０代のときに「シルバメソッド」という潜在能力開発法を習ったこともあり、それを使って薬で完治しない頑固な皮膚病が治ったこともあったので、その方法も取り入れたり、結構楽しんでやってました。

 

こうして自分で工夫したセルフヒーリングは、その後の私の心身健康の基礎となりました！健康保険がない期間があったお蔭、と言えるかもしれません。まったく何が幸いするかわかりませんね！

 

そして、小康状態とはいえ心も体調も不安定だった夫には、教わった気功治療をそのままやってみました。

 

彼は科学で証明されているもの以外は信じないので、気功（ベルギーで言うところのレイキ、と当時は思い込んでいた）についての説明はせず、マッサージと並んで名前が知られていたSHIATSU（指圧）の一種だよと言って、ちょっと騙して😛施しました。

「気を感じる」とか、「何か効果を感じる」ということは全くない彼でしたが、それでも「何かリラックスするなー」と言って、よく寝落ちしていましたっけ。😊

 

つづく💤