ベルギーのまとまらない話(7)「個人主義と孤独② ~またクラスター!!!~」
ベルまと(6)「個人主義と孤独①」のつづきです。
前回お話ししましたように、勤務先の病院で、先週から看護職員の1回目コロナワクチン接種💉が始まりました。
うちの科の職員は一昨日接種を受けまして、
私はちょっと腕が痛いくらいで済みましたが、同僚の多くは頭痛、吐き気、目眩などの症状を訴え、1人は何と気を失い救急に運ばれるほど! 😱 幸い彼女は数時間後に具合が良くなり、帰宅できましたが。💦
ワクチン接種とクラスター発生をほぼ同時に迎えたうちの科は、大混乱の先週でした。😵
さて、ここでベルギーの感染状況についてちょっとお伝えしますと、
去年10月は新感染者一日2万人を超え、当時ヨーロッパで最悪となり、 11月から2度目のロックダウン、11月末には一日約2千人までに下がりました。
が、その後2月下旬の今に至るまで3か月間、一日平均感染者数は全く横ばい状態で、ずっと2千人前後が続いているのです!
人口がベルギーの10倍以上である日本は、お正月の後6千(7千でしたか?)人を超え、 その後すぐに下がって、今は一日1200人くらいですよね。
ベルギーは目下、日本の20倍くらい酷い、ということですね。
そういう状態がずっと続いている中で、病院の、老人科、
病人であり高齢者である、最もウイルスから守るべき人々が集まる場所に、
多少の制限付きとはいえ、どうして面会を許すのか? 外部の人を入れるのか???
私には本当に理解できんのです、しつこいようですが。
ベルギー人の同僚たちはといえば、
「またクラスター!!! もうウンザリ!!!」
「職員はみんな陰性なのに、何で起こるの?! おかしいよね?!」
まっちーこ苛立ち極まって、「だからさ! 面会者が原因の可能性大でしょっ、つーの!!!」。
・・・すると忽ち火が消えたようになって、
「うーん・・・」
更には、いきなり話題を変える同僚までいたりして!😨
はてさて、この「面会」「お見舞い」というのは、ベルギーでは犯してはならない聖域なんでしょうか??
と皮肉のひとつも言いたくなる一方で、前回も記事の最後でも触れましたように、
日本人である私にはずっと謎であったベルギー人の性質や行動の数々、バラバラのパズルのように散らばっていたそれらが、
ここへ来て一つにまとまり始め、その背景が見えだしたような気もしてきたのでした!
つづく
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