ふしぎ体験(4)「ノルマンディーにて④」

ふしぎ体験(3)「ノルマンディーにて③」のつづきです。

 

ドアのところで振り返った彼は、パッとその存在を輝かせ、

「もちろんです!」

と言って去っていきました。

 

じわ、じわ、じわ、と身体に温かみが戻ってきました。

 

その後も、心の中でジェームスさんとの会話が続きました。ん?彼は去ったはずなのに、と思ったとたんに答えが。 

 

「あなたと私はもう知り合えて、心の繋がりが出来たので、もう寒い思いなどさせることなくお話しができるのですよ」

 

以下は、その時の会話です。

お伝えしやすくするためにジェームスさんの1人語りのように書いていきますが、実際は、私が言っているのか彼が言っているのかわからないような会話でした。あまりにもハモリが見事で、自分がどのパートを歌っているのか分からなくなる感じと似ていました。

 

「他界されているあなたのお父さんですか? はい、良く存じ上げていますよ! あなたに会うためにも、多大なご協力を頂きました。どうやって知り合ったのか、って? そうですね、彼と私は、時代や民族を超えて互いに引き合うものがあったのです。 このことは、いずれもっとお話ししますね。

 

まっちーこさん、あなたのお母さんにも、私の事を話してくださいませんか? きっと私を、そのままの私を、受け入れてくださるでしょうね? そうしたら私は、あなた方ファミリーの輪に参加しているような気持ちになれるでしょう!

 

『まあ、じゃあ彼は65年もまっちーこが現れるのを待っていたの?』ってお母さんは思われるかな。でも私たちには、時間と言う感覚はないんですよ。あ、それから、”天国に行けずに彷徨う霊”、なんて暗いイメージは持たないでくださいね! 私はずっと幸せだったんです。

 

光りのメッセージを受け、全宇宙の祝福を受け、「そうか、自分はこれで良かったんだ。自分は、すべては、そのままそれで良いんだ!」とわかったと同時に、私は悟りました。

 

魂の存在そのものが、愛である、と。

 

そのことを知らずに、あまりにも多くの人が、不幸を作ってしまう。

 

愛を求めなくていい。あなたが愛なんです。そこに、心底、気付いてほしい。 

私は十分幸せですが、この思いをしっかり受け取めてくれる人がいたら、もっともっと幸せになれると思っただけなんです。

 

何故あなたか、って? Whay not?

 

私たちは、ちょうど出会うタイミングでした。私の思いはこれからもあなたの力、支えとなり、それをあなたは、沢山の素晴らしい人々に伝えてくださることでしょう。

 

私が今どんなに幸せか、 あなたの想像が及ばないくらいですよ」

 

 

つづく 

 



アロマンシェの海


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