ふしぎ体験(1)「ノルマンディーにて①」
またまた新カテゴリーの登場です。「ふしぎ体験」!
過去に私は2回ほど超不思議体験をしていまして、それらについてお話ししてみたいと思います。
そのうち一つは、2009年9月、夫と二人で行った旅行先のノルマンディーにて起こりました。
この旅行では、カレー海峡(イギリスで呼ばれるところのドーバー海峡)、有名なモンサンミシェル、そしてバイユーでこれも有名なタペストリー(歴史物語の刺繍絵巻)を見るのが主な目的でした。三つの目的を果たし堪能した後は、カーンという学生街に立ち寄ってベルギーに戻る予定でした。
ところがカーンで泊まったホテルのサービスが悪く、夫がホテルを変えようと言い出しネットで調べ、カーンから近いアロマンシェと言う海岸付近のホテルを見つけ、そこで最後の一泊をすることに。
朝早くカーンを出発しアロマンシェへ。ホテルは大きな古い家を改造した、どちらかと言うと民宿。庭にリンゴの木があり、風情があって良い感じでした。
アロマンシェ海岸がホテルの部屋から見え、海には黒いブロック状の防波堤が点々と。「・・・あっ、ここは上陸作戦の舞台の一つ、ゴールドビーチだよ!!」、と思わぬ展開に!
早速、そのゴールドビーチを訪れました。
イギリス軍がたったの12日間で作ったという即席港の残骸が残されたまま。忘れないためにあえて残してあるのだそうです。
すぐ近くのD-DAY博物館と、おびただしい数の兵士が葬られた墓地も訪れました。
このびっしりと佇む一つ一つのお墓の下には、音楽好きがいたり、笑わせ上手がいたり、プレイボーイがいたり、 ・・・と考えていたら気が遠くなり、
ふと「A SOLDIER」と刻まれたお墓が目に留まり、「ああ、身元が分からなかった兵士だな」。何とも痛ましく、感慨深く・・・。
そしてその夜は、旅行最後の夕食ということで、ノルマンディーの特産を味わいました。
リンゴのお酒シードル(この地方は葡萄が採れない)、カマンベール、そしてガレットという蕎麦粉のクレープ。ガレットは卵、チーズ、ハムなどをはさんで、野菜を付け合わせに食事として食べるものです。デザートはノルマンディー風アップルパイ。これまたこの地方の特産であるカラメルが入っていて濃厚な味でした。😋
満足してアロマンシェの宿に戻り、夜も更け、眠りにつきました。
深夜。
「ふう、暑いなあ」と目が覚めそのまま眠れずにいたら、今度は急に寒くなってきました。
どんどん寒くなって、ガタガタ震えるほど!
窓が開いているのかと思い、起き上がってあちこちを点検、どこも開いていない。やたらと寒いが、具合が悪い?熱がある?と言う感じはない。毛布を2枚かけ、その上に上着や厚手の服を全部かけ、・・・何をやっても凍えるほど寒い!
これは、フツーじゃないぞ?!
ふと思い出したのは、'The Sixth Sence'という映画のワンシーン。
霊が近くにいることを知らない女性が、「寒い、寒い」と訴える。
霊がいる!?
つづく
ゴールドビーチ
水平線上の右側、左側にもポツンと一つ、ブロック状の防波堤が見えます
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