ドタバタ遠距離介護(15)「ベルギーへ」
ドタ遠(14)「決めて信じる、味わい楽しむ」のつづきです。
2020年10月5日。いよいよベルギーに戻る日がやってきました。
夕方の便だったため、午前中は時間がありました。高齢者移転事務所で使った、母の通帳、印鑑、その他をご本人に返すためグループホームに行き、最後と言うことでほんの短時間、中に入ることが出来、母に会わせていただきました。
母は、・・・いたいた! 静かで、穏やかで、明るく和んだ雰囲気の中、他のお仲間と、お椀などの洗い物を布巾で拭いていました。このグループホームに入れていただき本当に良かった、と、目頭が熱くなりました。
所長さんに残りの手続き関係など逐一お伝えし、母とはハグもできませんから、遠くから「はい、またねー!!」と手を振り、職員の方々に「今後ともよろしくお願いいたします!」と頭を下げて回り、最後までドタバタしながら建物を出ましたら、
うっかりバスの時間を気にしていなかったことに気付き、「しまった💦」と青ざめた瞬間に、何とちょうどバスがやってきたではありませんか!🚌
おお、最後まで、「何故かうまく行った」!!🎊
羽田空港国際線ターミナルに到着すると、不気味なほど「しーん」と静まり返り、人は超まばら。夫にバームクーヘンを買っていくつもりでしたが空港のお店はすべて(国際線だけでしょうが)閉まっていまして、断念。
飛行機を待つ間、そしてガラガラの機内で、 この度のドタ遠をしみじみ振り返り、「やるだけやった」と満足していました。完璧ではなくても、すべてうまく行ったことにひたすら感謝し、嬉しい充実感を味わっていました。
ただその時はまだ、前回書きました自分の心の状態についての「気付き」には、至っていませんでした。
さて、ブリュッセル国際空港に到着したとたん、せっかくの満足・充実感に冷水💦💦を浴びせるような、「ベルギーの呆れる現状」が、私を待ち受けていました!😱
つづく
コメント